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研究所の目的

 

  法政大学100周年記念として、「原子核物理」と「半導体材料関連物質」研究を融合した私立大学最初の小型加速器を利用した研究所であり、建学以来培われてきた「自由と進歩」の精神をもって何事にも絶えず挑戦し、新しい伝統を創造し続け、激動する21世紀の難局を打開できる「自立的で人間力豊かなリーダーの育成と時代の最先端を行く高度な研究」を行い、教育と研究、「イオンビーム工学技術」を社会に還元することを通じて「持続可能な地球社会の構築」に貢献することを目的としています。

 

研究所の概要

 

  本研究所の加速器で発生するイオンビームの利用方法は2通りあります。1つは、固体中の原子によって散乱したイオンや、原子との衝突によって生ずるエックス線を観察することによる固体物質の分析であり、もう1つは、固体に異種のイオンを導入することによって、固体の電子的あるいは工学的な性質を改変しようとするものです。分析の分野では、超LSI材料のシリコンをはじめとして、III-V族化合物半導体など、種種の方法で不純物を添加した半導体結晶中の不純物分布測定や、半導体結晶欠陥に関する研究が行われています。また、合金反応など複数の原子によって化合物が形成される反応過程の解析にもイオンビーム分析は有利な方法であり、半導体と金属との化合物の組織分析に関する研究も活発に進められています。固体の性質を改変する目的では、固体に種種のイオンを導入する事で、新しい機能を持った電子素子や、より速い電子素子を作成するための電子材料、あるいは、磨耗に強く、より潤滑性のある機械材料を作り出す努力が続けられています。

 

  理工学部との協力による活発な研究活動により、イオンビーム工学の分野では、国際的にも注目される存在になりました。また、研究所では毎年、イオンビーム工学研究所シンポジウムの名の、学術講演会を開催しています。これには、研究所、理工学部に加えて、国公私立大学、国公立研究所、電気メーカーを中心とする民間機器メーカーの研究所などから常に100名以上の研究者が参加し、大きな成果をあげています。昭和62年には、研究所主催によるイオンビーム工学国際シンポジウムが開催されました。これには、我が国の他アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、旧ソ連、その他の計10カ国から第1級の研究者が参加し、国際的にも高い評価を受けました。

 

  本研究所の設備は学部生の卒業研究、博士前期(修士)課程、博士後期課程の大学院生の研究にも利用されており、特色ある研究者、技術者の育成にも協力しています。また、他大学、民間企業との共同研究も行える共同研究システムが準備されており、成果を上げています。

 

研究者一覧

 

  研究所は、研究所専任教員と理工学部教員を中心とし、その他本学他学部教員、他大学教員とで構成されています。研究の推進、研究の新分野への展開、新しい研究設備の導入計画の立案などが真剣に検討されています。

 

所長
イオンビーム工学研究所教授
運営委員
所員
イオンビーム工学研究所教授
 
 
理工学部教授 (機械工学科)
 
理工学部教授(機械工学科)
運営委員
理工学部准教授(電気電子工学科)
同上
理工学部教授 (創生科学科)
理工学部教授 (創生科学科)
生命科学部教授 (環境応用化学科)
運営委員
生命科学部教授 (環境応用科学)
同上
生命科学部教授 (応用植物科学科)
文学部教授 (史学科)
文学部教授 (地理学科)
運営委員
目黒 多加志
東京理科大学教授
マイクロ・ナノテクノロジー研究センター客員教授
田沼 千秋
マイクロ・ナノテクノロジー研究センター客員教授
法政大学名誉教授
法政大学名誉教授
浜中 廣見
元法政大学工学部教授
坂本 勲
元法政大学理工学部教授


客員研究員
村野 健太郎
元法政大学生命科学部教授
 
百瀬 孝昌
ブリティッシュコロンビア大学教授
 
吉野 理貴
明治大学兼任講師
 

事務局
西迫 理江子